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代表的な雑穀

一口に雑穀といっても、様々な種類があります。それぞれは栄養成分においてもおいしさにおいても、また効能や食感においても異なった特徴を持っています。そうした特徴を知り、ご家族の体調や好み、今日のおかずなどにより白米と上手く組み合わせて、主食に豊かなバラエティをもたせていくことで、食卓がグンと豊かになります。
もちろん、主食以外の用途も工夫次第。雑穀にもっと親しむことで、ふくよかなおいしさの世界が大きく広がってきます。


大麦

 

イネ科の越年草で、結実する穂の数により2条種と6条種に分けられ、2条種が主に醸造用に、6条種が主に精麦に、加工されている。大麦のタンパク質は、アルブミンとグロブリンが主となっている。
食物繊維が豊富で、水溶性と不溶性をバランス良く含んでる。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約19倍、カルシウム約3倍、カリウム約2倍。

【主な効能】
大麦に含まれる水溶性の食物繊維が血糖値上昇抑制作用、血中コレステロール値の抑制作用があると言われている。


きび(黍)

 

きびはイネ科キビ亜科キビ族の一年生草本で、生育期間が短く乾燥に強い作物である。種類はもち種とうるち種に分かれ、現在もち種がおはぎやもちづくりに多く利用されている。
粒はアワよりやや大きく、種類により外観は黄色・白色・褐色がある。卵のようなコクのある味。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約3倍、カルシウム約2倍、鉄分約3倍、マグネシュウム約4倍、カリウム約2倍。

【主な効能】
きびたんぱくには善玉コレステロールである血中の高密度リボタンパク質(HDLコレステロール)の値を高める効果があると言われている。

 

あわ(粟)

  あわは雑草のエコノグサを先祖とするイネ科の植物、殻の色から、赤アワ、黄色アワなどがあり、実は、クリーム色のものと薄い黄色のものがあります。種類はもち粟とうるち粟の2種類があり、もち種は粘性が強く餅や粥として用いられている。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約7倍、カルシウム約3倍、鉄分約6倍、マグネシュウム約5倍、カリウム約3倍。

【主な効能】
あわたんぱくにもキビと同様に善玉コレステロールである血中の高密度リボタンパク質(HDLコレステロール)の値を高める効果があり、更に脂質代謝改善機能もあると言われている。

 

ひえ(稗)

  ひえは雑草のイヌビエを先祖とするイネ科の植物。うるち種のみ栽培されている。グレーがかった白い実で白米に混ぜる以外に昔は味噌、醤油、焼酎などの原料に利用されていた。
冷害、湿害、酸性土壌や塩害に強い。風味に特徴があり、ミルキーな味わいがある。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約8倍、カルシウム約3倍、鉄分約2倍、マグネシュウム約5倍、カリウム約3倍。

【主な効能】
ひえたんぱくにもあわと同様に善玉コレステロールである血中の高密度リボタンパク質(HDLコレステロール)の値を高める効果、脂質代謝改善機能もあると言われている。

 
   

アマランサス

 

ヒユ科ヒユ属の一年草で草丈は1〜2mになり。ケイトウに似た赤やベージュの花をつける。メキシコからアンデス山脈を原産として二千〜四千年前より栽培されている。種子は直径1〜1.5mmだ非常に小さく、栄養的特徴は、たんぱく質にリジンを多く含み、カルシウム・鉄分などのミネラルと食物繊維が多く含まれている。栄養バランスが他の雑穀に比べて高く、アメリカ航空宇宙局(NASA)も”21世紀の栄養食品”と声明。注目をされている。ぷちぷちとした食感が特徴。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約15倍、カルシウム約32倍、鉄分約12倍、マグネシュウム約12倍、カリウム約7倍。

【主な効能】
慢性貧血病や老人性骨粗鬆症の予防に効果があると言われている。

 

 

キ ヌ ア

 

「キヌア全粒(キノア) 300g」は、栄養バランスにすぐれた穀物です。
キヌアは、アンデス原産のほうれん草と同じアカザ科の1年草の植物です。アンデスの高原で自然の恵を受けて育ったキヌアは、必須アミノ酸を全て含み、食物繊維、ミネラル(鉄分、カリウム、マグネシウム)も豊富です。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約10倍、カルシウム約7倍、鉄分約6倍、マグネシュウム約7倍。

【主な効能】
慢性貧血病や老人性骨粗鬆症の予防に効果があると言われている。

 

   

ハト麦

 

イネ科の1年草であり、雑穀の中ではもっとも粒が大きい。原産地は中国南部からインドシナ半島ではないかと考えられている。お粥や焙煎してお茶、また薬膳の食材として利用されている。
ハトムギは司馬遷の「史記」にも登場し、あの楊貴妃も美容食として愛用していたと言われる。
淡白な中にも生命力を感じさせる強い味わい。

 

【主な効能】
中国では古くから漢方として用いられ、利尿作用と皮膚の保湿作用、
解毒作用があると言われている。美肌にもよいとされる。

 

   

<古代米>黒米

  5ぶづきにすると米が紫色になるため「紫米(紫黒米)」ともいわれる。米粒の形は、ジャポニカ種(短粒)とインディカ種(長粒)があり、世界的には長粒が多くほとんどがもち種である。
古来中国では宮廷献上米として用いられており、楊貴妃も美容食として愛用していたとされる。また薬善料理にも使われることから「薬米」の別名をもつ。香りが良く、自然の甘味がある。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約7倍、カルシウム約4倍、カリウム約3倍、マグネシュウム約5倍、ビタミンB1約4倍。

【主な効能】
黒米の色素であるアントシアニン(ポリフェノールの一種)は、血管を保護して動脈硬化を予防し、発ガンの抑制に関係する抗酸化作用があると言われている。

 
   

<古代米>赤米

  野生稲の大部分がこの赤米であることから、米のルーツ(赤飯のルーツ)とされる。玄米の色が赤褐色で果皮、種皮の部分の赤色系色素は、カテキン、タンニン系の色素(ポリフェノールの一種)である。
縄文時代晩期に稲が日本に」伝わって最初に栽培されたお米であるといわれる。ひなびた香りと紅い色が特徴。味はあっさりしている。

【栄養成分の特徴】
白米と比較して食物繊維約8倍、カルシウム約3倍、カリウム約3倍、マグネシュウム約4倍、ビタミンB1約5倍。

【主な効能】
赤米の色素であるカテキン・タンニンは発ガン抑制作用、血中コレステロール低下作用、血圧上昇抑制作用、血糖値の改善作用があると言われている。

 
   


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